ITTO蓮田西口校のブログ

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公立高校入試 ~分析~

公立高校入試の分析を行いました。

 

まずは今回の入試での変更点のおさらいです。

① 理社の試験時間が40分から50分に変更

② 数英で一部の学校(20校)が学校選択問題を採用

 

以上を踏まえて今年度の入試分析を報告させていただきます。

 

国語(県予想平均点55点、昨年県予想平均点58点、昨年平均57.9点)

問題構成は昨年と同じでしたが、大問4の古文は少し読みにくさがあったかもしれません。漢詩が元となる文章だったためかと推測されます。長文読解問題の配点が高いので、読解演習は来年度以降も必要です。

 

数学【学力検査問題】(県予想平均点48点、昨年県予想平均点50点、昨年平均51.1点)

問題構成は昨年とほぼ同じでした。上位層の生徒が抜けているため、予想平均点は下がってます。実際、受験生の話を聞くと数学が一番難しかったと話しており、平均点の低下は間違いないのではないでしょうか。

 

数学【学校選択問題】(県予想平均点60点)

サンプル問題と形式はほぼ同じでした。計算問題はサンプル問題より易しめでその他の問題は難しめのものが多かったと思います。解の公式を導かせる問題など記述問題が31点分と学力検査問題よりも7点多くなっていた。

 

英語【学力検査問題】(県予想平均点48点、昨年県予想平均点50点、昨年平均57.4点)

難問は減った印象ですが、記述問題の割合が増えました。(58点→67点)また、リスニング問題は学校選択問題と共通となっており、最後の問題の読み上げスピードが上昇した。

 

英語【学校選択問題】(県予想平均点65点)

サンプル問題と設問形式で異なる問題があった。大問3の英文は分量が多く、難易度も高かった。英作文も学力検査問題とは異なり、40語~50語程度という語数指定の問題となっていた。学力検査問題とは難易度にかなりの差があったと感じられます。

 

理科(県予想平均点50点、昨年県予想平均点50点、昨年平均39.2点)

昨年度の平均点から易化が予想されていたのですが、そこまで簡単ではなかったようです。試験時間が10分延長され、記述問題が多くなっている印象です。問題構成は例年と変わらず、実験・観察形式での出題となっていました。

 

社会(県予想平均点55点、昨年県予想平均点55点、昨年平均63.7点)

問題形式は変わらず、歴史・地理・公民の順で配点が高くなっていました。記述問題も昨年より3問多くなっていました。県予想平均点は55点となっていますが、もう少し高くなるのではないでしょうか。